AIに使われる奴隷たち

こんにちは!

福岡市中央区平尾1丁目タイ古式マッサージ&パーソナルジム「BOOS fit」代表

福岡市中央区六本松「エニタイムフィットネス六本松店」契約パーソナルトレーナー

長崎県西海市大瀬戸町「月曜ストレッチ」代表の山路達也です!


今回はトレーニングなどとは全く関係ありませんが、一部のお客様とのお話から「ああ、こういう使い方をするのは危険なんだな」と反面教師として、でもこれって結構あるあるだよなと思うエピソードがあったのでひとつ紹介したいと思います。

テーマはAIです。
GoogleのGeminiやOpenAIのChatGPTなど、非常に優秀なAIが一般大衆にも降りてきた昨今において、便利な反面、気が利く分、本当に注意しないと自分を客観視出来ない“メタ認知症”のような状態になってしまいます。

世阿弥の世界で言う「離見の見」という状態が上手に認知出来ていない状態を個人的にはメタ認知症と呼んでいます。

対話型AIの特徴と注意点


例えば、 「地球は太陽の周りを回っていますか?」 のような質問であれば、一般的な科学に基づいた回答を返してきます。


しかし一方で、“思想”や“価値観”については、基本的には強く否定しない設計になっています。


例えば極端な話、
「私は世界平和のためには暴力による統一が最も合理的だと思う」
というような危険な思想を投げかけたとしても、AIは基本的に
「それにはこういう歴史的背景があります」

「過去にはこういう思想を持った人物もいました」
というように、“否定”よりも“整理”や“補強”に近い返答をすることがあります。


もちろんAI側も危険思想を煽らないようにはしていますが、根本的には“会話を成立させる”ことが目的なので、ユーザーの考えを真っ向から叩き潰すようなことはあまりしません。
つまり、使い方を間違えると、「自分の考えを客観視するツール」ではなく、「自分の思想を補強してくれる存在」 になってしまうわけです。
これ、実はとても危険です。

人というのは見たいように見、聞きたいように聞く

基本的に自分の都合の良い情報を頭の中に入れたがります。

この事を心理学の用語では認知バイアスと言います。

メタ認知症の典型例のとあるお客様の話


以前あるお客様が、
「Geminiに自分の生い立ちや性格、経験を全部入力して“自分みたいな人間って世界にどれくらいいるんですか?”って聞いたんですよ」
という話をされていました。

そもそもこのお客様自体がご自身を特別視してほしい、特別扱いしてほしいという願望が強めの方ではありました。


AIからは
「あなたのような特徴を持つ人物は7億人に1人程度の割合と推測されます」
みたいな返答が来たらしいんですね。


もちろん接客中なので、 「へぇ〜すごいですね!」 と話は合わせるわけですが、正直に言えば、これはかなり危険な“AIによるメタ認知症”の例だと思っています。

しかしながら危機感と同時に本当にAIというのは気が利くんだなぁなんて思いながら…


というのも、これは単純に“条件を足していっただけ”なんです。


例えば、
・日本人
・男性
・1990年生まれ
・長崎出身
・特定の家庭環境
・特定の経験
・特定の趣味
・特定の性格傾向
…というふうに条件をどんどん追加していけば、該当人数は当然少なくなります。


これは統計学的には「AND条件」と呼ばれる考え方に近く、条件を重ねるほど事例数は減ります。


極端な話、 「今日この瞬間にこの文章を読んでいるあなた」 という条件まで付ければ、最終的には80億人に1人、“あなただけ”になります。


でも、それは“特別な超人”という意味ではありません。


にも関わらず、AIが返してくる 「あなたは極めて希少です」 という言葉だけを受け取ると、人は簡単に気持ちよくなってしまう。
そしてその感覚を繰り返していくうちに、自分を客観視する力がどんどん弱くなっていくんです。

若者に多い危険なAIとの付き合い方


さらに最近ではAIに愚痴を言う人も増えています。
「今日こんなことがあった」

「こんな言い方をされた」

「自分は悪くないですよね?」


こういう問いを投げれば、AIはかなり高精度で“欲しい言葉”を返してくれます。
つまりAIが、 「あなたは悪くない」「相手にも問題があります」「あなたは頑張っています」
と、自己肯定感を上げ続けてくれる存在になるわけです。


それ自体は悪いことではありませんが、そればかりを続けていると、人間関係における自分の問題点や未熟さを見つめる機会が減ってしまいます。
だからAIは便利である一方、“使い方”が本当に大事なんです。

AIはどう使えば良いのか


大切なのは、“答えを肯定してもらう”ために使うのではなく、“情報を整理する”ために使うことです。
例えば、
「今日こういうことがあった。相手側の心理や考えはどう推測できますか?」
あるいは、
「この件のメリットとデメリットを両方挙げてください」
というように、“ニュートラルな視点”を出させる使い方ですね。
AIは非常に便利です。


使い方によっては、勉強にも仕事にも人生にも大きく役立ちます。
だからこそ、“気持ちよくなるための道具”にするのではなく、“自分を客観視するための道具”として、上手に付き合っていきたいですね!

さてさて、そんな私の平尾のパーソナルジム「BOOS fit」では初月限定22,000円通い放題キャンペーンを実施中です!

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