こんにちは、山路です。
今日は突然なのですが、山路のトレーナーとしての原点を振り返りたいと思います。
というのも先日ある人と話していてトレーナーとしてやっていこうと思ったキッカケは?という話になりまして、自分としてはやっぱり10年以上トレーナーをしてきて、良い事も悪いことも様々経験したので。
トレーナーとして気持ちを新たにと思うことはたくさんあるんですが、トレーナーとして生きていこうと決めたあの日の出来事をすっかり忘れかけている自分がいたことにびっくりしました。
今回はそんなところから話を興していきたいと思います。
話にはプロローグがありまして、まず山路は幼少期からおばあちゃんっ子でした。
小学校は家よりも祖父母の方が近く、学校が終わって放課後は祖父母の家でテレビを見たり、荷物を置いて遊びにでかけたりしたものです。
そんなおばあちゃんは自分が高2の時、脳卒中で突然帰らぬ人となりました。
お葬式では“それだけ泣いたら親の葬式で泣く涙が無くなる”と言われるほど泣きましたね。
余談ですがおばあちゃんが亡くなったのは1月の初旬で、自分はというと正月のラグビー部の初蹴りでスパイクが顔に当たり、顔面を8針縫っていて最後おばあちゃんに会った時には顔を包帯で巻かれた状態だったので…たくさん心配かけたのでせめて最後に元気な顔を見てほしかったなと、、
さて、それから数年の時が経ち、長崎市内の大手スポーツクラブのスタッフとして採用していただき働くことになりました。フィットネスとの初めての出会いです。
スポーツクラブは朝から行くとお元気なシニア世代で溢れています。
山路は前述のような背景があったので、会員の人たちを祖父母に重ねながら、会員の方も孫のように可愛がってくれました。
そのようなことも回顧していくと本当にいろんな人からの支えがあって今の自分があると改めて実感するものです。
勤務し始めて1年が経とうとした時のことです。
あるおばあちゃま会員さんがいて、その方はいつもニコニコしながらリカンベントバイク(背もたれ付きの自転車)を漕ぎながら自分とお話してくださいました。
亡くなった祖母と重なるものもあり、お話をした時間は自分の心に癒しになっていました。
そんな方が突然退会するとの一報が無線で流れてきました。
驚きつつも平静を装いながら他のお客様とお話をしているとご丁寧にジムまでお越しいただいて、ご挨拶いただいたので事情をお伺いしたのですが、、
『先生、白血病と言われました…先生、まだ死にたくない』
いつも元気で明るい声でお話してくださってたお客様のあまりにもか細い声に自分はどうしようも出来なくなりその場で泣き崩れました。
その時の声は今でもよく覚えています。
それから白血病について調べると易出血特に鼻血とあります。
その会員さんからは白血病と診断される少し前に雑談の中で“最近よく鼻血が出るのよね〜”と言う話を耳にしていたので全身から力が抜けるような思いでした。
白血病において出血をしやすい、とりわけ鼻血がよく出るというのは代表的な初期症状です。
その時、自分はアルバイト。元々ボートレーサーになりたったので繋ぎのバイトとして選んだのがスポーツクラブでした。
そのお客様は数ヶ月後に亡くなってしまいました。
もし、あの時の何気ない雑談の中で気付いてすぐに検査を受けてもらっていたら結果は変わったのだろうか、救えたのだろうかと心の底から後悔すると同時に『この仕事は命を預かるんだ、生半可な気持ちでは出来ない』という思いが芽生えました。
そこでバイトをやめることもできたのですが、もう同じ思いをすることもさせることも御免だという強い決意はこの仕事で生きていくという思いに変わりました。
それから10年近くの月日が流れ、あの時の無力感、虚無感を忘れることができず必死に勉強をする毎日を送っていました。
パーソナルの中のヒアリングで何度か“おかしい”と思い病気の早期発見に繋がったこともありました。
こういった出来事が今のトレーナーとしての人生を歩むきっかけになっています。
だからこそフィットネスというものに対して自分なりに全力で向き合ってきたしトレーナースクールの生徒にも向き合ってもらっています。
雑談を雑談で終わらせない、そのための圧倒的な知識
これがプロのトレーナーでは一番大事です。
雑談の中にもその人の情報を収集して必要であればアドバイスをする
これはまさに言うは易し行うは難しで、生半可な知識では出来ないですし当然筋トレだけしか教えることが出来ない人には100%無理です。
自分はプロのトレーナーを目指したい。
立場上、今自分のことをプロだと名乗ってはいますが正直本気で自分のことをプロだ、プロフェッショナルになれたと思ったことは一度もありませんね。
山路の人生を振り返ると
コンプレックスが自分を成長させてくれた人生だった
と振り返ることができます。
元々トレーニングを熱心に始めたのもラグビーをするうえで体の小さいことをコンプレックスに思い、小さくてもやれるんだと証明したかったからだし、スポーツクラブ時代の同期は医療系の学生ばかりでど素人は自分だけという状況
医療系の話になると全くついていけないというコンプレックスからトレーニングの話だけは負けたくないと。
当時、全社共通で知識テストがありクラブ一位を獲ってからトップの座を退職するまでキープし続けました。
この会員さんの件もそのコンプレックスの1ページとして自分の心に深く刻まれています。
あの日、あの時の、あの思いをもうしなくても良いようにやはり毎日、自分を向上させるしかありません。
もう絶対にあんな思いは、、、
国際ライセンスNESTA認定パーソナルトレーナー
日本タイ古式マッサージ協会アドバンスセラピスト&認定講師
柔道整復師
国家資格取得者の確かな技術を体感できる施術で痛みを取り除き
業界13年の異次元パーソナルトレーニングで再発を予防する
痛み改善のスペシャリスト 山路達也
福岡市中央区平尾1−10−20 BRAMASOLEhirao401
タイ古式整体とパーソナルトレーニング BOOS fit